医師が転職を考えるポイント

転職の多い医師の仕事の現状

医療系の仕事はどれも常に多くの求人が出されていますが、それは医師の仕事でも同じです。
むしろ医師免許が必要となる仕事の離職率は他の仕事よりもかなり高いと言ってよく、ほとんどの医師が数年ごとに勤務している施設を辞めていると言ってよいくらいです。

現在では若干傾向が異なってきていますが、以前までは医師の仕事といえば最終的には自らを医院長とする開業医となることが一つのゴールとなっていたので、それまでの病院勤務はどちらかというと修行やキャリアのためというふうにとらえられがちでした。

もしくは病院に勤務する医師にとっては出身大学などの学閥による医局での出世が大きな目標になっていたので、簡単に転職を選ぶということがなかったのです。

しかし現在ではそうした従来の枠組みや出世ルートは崩れており、医師としてキャリアを積んでいくなら自らが考えながらプランを作っていかなければいけません。
勤務医が転職を考えるきっかけというのは大きく4つあり、人生の分岐点に差し掛かったときに一つの方法として選ぶものとなっています。

医師が転職を考える4つのポイント

医師として勤務をしているときに「転職しよう」と決意するのは以下の4つの時期とされています。

1.給与面に大きな不満を感じたとき
2.時間的拘束がつらいと感じたとき
3.就業のルールがきちんとしていないと感じたとき
4.子育てや介護で引っ越しをしなければいけないとき

順に説明すると、まず最初の「給与への不満」ですがこれは医師としての転職理由のうち最も大きなものと言ってもよいことです。
医師の給与は他の仕事に比べてかなり高い水準となっていますが、自分自身の希望する額を受けることができるかというとそうでもないことがよくあります。

特に大学病院や総合病院などでは、外来や入院患者の診療をしながらも研究をまとめたり学会に参加をしたりとかなり忙しい毎日を送らないといけません。
自分の働きに対して病院側が正当な評価をしてくれないと感じたときなどは、より自分を必要とする施設へ転職をしたくなることでしょう。

次の「時間的拘束への不満」も最初の給与面への不満とかぶるところが大きいですが、病院や診療所での勤務医は夜中に呼び出しがあったり夜勤を連続で行わなければいけなかったりということがよくあります。
若い時期でもかなり体力的につらいことなので、年齢が高くなり少し落ち着いた環境で仕事をしたいと思うようになった医師は転職により時間的に余裕のあるところに転職をしていきます。

給与面よりも自分の働き方を優先したくなることも

上記の二つの転職は、どちらかというともっと自分のペースで診療をしていきたいという前向きな理由によるものです。
ですが医師の転職の理由はそうしたものばかりでなく、反対に仕事をするペースや数を落としたいという気持ですることも多くあります。

特に結婚や出産をした女性医師の場合によくあるのが「就業規則」や「育児・介護の都合」のための転職で、こちらはしっかり自分の生活を維持しながら仕事ができる場所であるかどうかということが優先事項になっています。

これから転職をするという場合には、自分自身キャリアを優先させたいのかそれとも自分の生活を安定させたいのか目的をはっきりさせてから行動した方がより自分にあった職場を見つけやすくなります。