高齢看護師の再就職ポイント

選ぶ仕事が限られる高齢での職探し

看護師といえば全国的に人材不足が深刻化している仕事です。
しかし全ての看護師が数多くの求人から自由に職を選ぶことができるかというとそういうわけではありません。
35歳くらいまでの若い看護師なら引く手あまたということもありますが、これが体力的に衰える40代以降になるとかなり状況は厳しくなります。

というのも看護師という仕事そのものが大変に過酷な環境に置かれることが多く、ある程度年齢が高くなった看護師を新たに採用をしても十分に仕事をすることができない可能性があるからです。

実際の現場においては救急病棟や高度な手術を行う病院内で勤務をするベテラン看護師さんももちろんたくさんいますが、そうした人たちは長年同じ現場で仕事をしてきており上手な体力温存方法を身につけているため務まっているという側面があります。

それまでにそうした非常に厳しい環境で勤務をした経験があるという看護師さんならば年齢に関係なく応募をすることができますが、過去の実績が比較的緩やかな就業環境であった看護師さんはいきなり厳しい環境の仕事を求めるというのはあまりよい方法とは言えません。

年齢により生まれるギャップも問題

高齢看護師の採用の現場でもう一つ難しい問題となるのが既に勤務をしているスタッフとの折り合いです。
看護師は少しずつ男性も増えてきているものの、現在では9割以上が女性という割合になっています。
女性同士の人間関係というのは非常に難しい部分も多く、若い看護師にとっては後から入ってくる高齢の看護師に対し意見がしづらいということもあります。

一般企業でも35歳までを採用の一区切りにしていますが、これはそれ以上の人材が突然に新しく入ってくるとどうしても既に勤務をしている若手とぶつかりやすく、職場の空気が悪くなってしまうということが関係しています。

新たに入ってくる看護師にとっても入って早々に年下の上司のもとで働くことになる可能性があるので、そこでどう振る舞えるかが重要なポイントとなります。

仮に過去に手術室看護師やICUのような特殊な場所に勤務をした経験のある看護師であっても、スキルの高さよりも人間関係での協調性が採用の現場では重視されてしまいます。

プライドを捨てて素直な売り込みを

一般に高齢看護師とされる年齢の基準になるのは40代後半くらいからです。
上記のように看護師という職場においては人間関係が重視される傾向があるので、もし高齢になってから就職活動をするならそうした雇用者側の不安を払拭する必要があります。

過去にどのような実績があったとしてもそのことをあまり過剰にアピールするよりも、新しい職場でできるだけ円満にやっていきたいということを示すことでより採用のチャンスは広がります。

もちろん実際に採用されたあとも、やたらと若い看護師のやり方にケチをつけるようなことをしたり、若い医師の方針をこき下ろしたりするようなことをしてはいけません。

年齢が高いからこその歳相応の落ち着きや強調力があることを示すことができれば、年齢そのものが再就職のマイナスとなることはありません。